Back to the Future(以下BTTF)皆さんご存知ですよね?
おそらくほとんどの人が見たことある不朽の名作だと思います。
そんな名作BTTFシリーズを30〜40回程見た僕がもう一度見たくなるBTTFの魅力をお伝えします!!
※この記事は1回以上BTTFを見たという人向けです。ネタバレ含みますのでご覧の際はご注意を!!
BTTFの魅力とは?
まずBTTFの魅力からお伝えします。
なんと言ってもロマン!!
ですよね?
その他には超有名なテーマソング、個性豊かなキャラクター、細かな設定、マーティとドクの掛け合い。
皆さん一度は過去に戻ってやり直したいとか、未来がどうなってるのか?見てみたいとか、物語のように未来から情報持って帰ってきてお金儲けしたいとか思った事ありませんか?
そんな夢を与えてくれる映画なんです!!
そんな魅力いっぱいのBTTF中から
- 所狭しに散りばめられた伏線
- 思わずクスっとくるコメディ要素
- ifやタイムパラドックス
- 物語を彩る名作スニーカーたち
- トリビア
これらを解説します!
所狭しに散りばめられた伏線
BTTFは本当に作りこまれていて小さなモノから大きなモノまでかなりあります。
数を上げると書ききれないくらいあるのでその中から抜粋。
ラストシーンが冒頭ですでに出ていた!!
結末に関わる伏線。
物語冒頭、オープニングでドクのガレージに無数の時計が映し出されるシーンから始まるんですがその無数の時計の中に、時計の針に人がつかまっている変わった時計があるんです。
これがラストシーンの時計台につかまるドクを表しているんです。
この伏線を知ったときは鳥肌がたちました。
個人的にも大好きな伏線です。
スケボー通学も見どころシーンの伏線??
オープニングでドクのガレージから遅刻しそうなので慌ててスケボーで家を出てトラックの後ろに捕まり乗り継いで学校に行くシーンがあります。
そのシーンの中にエアロビクスジムの前を通る時に手を振っています。
この一連のシーン’55年にビフ一味とチェイスするシーンの伏線なのです。
’55年にビフ一味とチェイスする時もスケボーにのりトラックの後ろに捕まり、エアロビに手を振ったようにカフェの人たちに手を振っています。
『車に捕まったたら手をふる』のこれは癖なんですかね?だとしたら変な癖ですね!!
時計台のチラシは未来に帰るための鍵!!
’85年でダンスパーティーのバンドオーディションで落選したあと落ち込んでるマーティをなだめるジェニファー。
なだめていてkissする時に時計台を取り壊しを阻止する運動に『寄付しろ』とオバサンがやってきます!
あまりにしつこいのでマーティは寄付してオバサンを追い払います。
そしてチラシをもらいます。
チラシをもらったあとすぐにジェニファーの父が来てジェニファーは帰ってしまいます。
帰り際に電話番号をチラシに書きます。”I love you”を添えて
このチラシが’55年から’85年に帰る鍵になります。
こういった何気ないシーンが物語の中枢の担う重要な伏線になってるところが”作りこまれてるな”と感じるところですね。こういったところが面白い!
それにしてもカップルがkissしようとしているのに邪魔してまで寄付させようとするオバサン、ええ根性してるよアナタ
ジョーイおじさんの伏線
マーティの母ロレイン。
その弟にジョーイという人物がいます。
マーティからしたら叔父さん。
物語始まって15分くらいのところでマーティ家族で食事するシーンがあります。
ロレインは酒を飲みながら不満そうに
『ジョーイ叔父さんの保釈がまた却下』と言います。
保釈祝にケーキも作ったんですがこれがまたセンスがない!!
檻から飛び立つ鳥が描かれたケーキ。←美味しくなさそう
ここも何気ないシーンですが
’55年にマーティが行き’55年のロレイン家にお邪魔することになった。
’55年にはジョーイ叔父さんはまだ赤ん坊。
マーティは赤ん坊のジョーイに
『もう今から檻に入ってるのか』と言います
ジョーイの母から『ジョーイはサークル(檻)の中がお気に入り』
そうジョーイは’85年も’55年にも檻の中っていうオチ!!
服もボーダーで囚人感が出てますね!
オープニング冒頭はネタの宝庫
上記4つ紹介したものは全て物語が始まって15分以内に出てくる伏線です。
その他にも小ネタや伏線、作り込みがいたるところにあります。
意味のないものはないんじゃないかて程たくさんあって何回も見直せるのがBTTFのいいところです。
思わずクスっとくるコメディ要素
BTTFはくくりとしてはSF映画になるんですが所々、クスッとくるコメディ要素があってそこも楽しませてくれます。
喫茶店主との掛け合い
’55年で喫茶店に入りタウンページみたいな物でドクの住所を探すマーティ。
目的を終え住所を店主に聞こうとする時に
店主『何か注文したらどうなんだい?』
マーティ『それじゃあタブを』
店主『タブって勘定書か?それは注文のあとだ』
マーティ『じゃあペプシのフリーある?』
店主『フリーってお前、うちにはタダのモンはねぇよ』
マーティ『じゃあなんでもいいから砂糖の入ってないものを』
こういうやり取りがあるんですが初めて見た時意味わかりませんよね?
マーティが言うタブはコカ・コーラが出した低カロリーのソフトドリンク。ペプシ・フリーは1985年だとノンカロリーのペプシのこと
店主が思うタブは’55年では請求書、フリーはタダ(無料)のこと
生きた時代が違って、タイムトラベルで未来からやってきたマーティだから発生する食い違いタイムトラベルギャグなんです。
意味がわかればこのやり取りクスってくるんですよ。
個人的にすきなシーンの一つ。
酔っぱらいに酔っ払い扱い
物語終盤、’55年からやっとの思いで帰ってきたマーティ。
タイムトラベルが終わった後、制御できずデロリアンで店にダイナミック入店かまします。
車でお店に突っ込んだってことですね!
タイムトラベルの轟音とダイナミック入店による衝撃音で酒飲んで爆睡していた酔っ払いホームレスに
『酔っぱらい運転か!このバカが!』
と言われてしまいます。
アンタに酔っ払い扱いされたくねぇよっていつも突っ込みます笑
ホームレスの表情とか状況とか相まって何回見てもクスッときますねぇ。
ifやタイムパラドックス
タイムトラベルの映画ですからやはりタイムパラドックスが見どころですね!!
そもそもタイムパラドックスってなんやねん!!て話だと思うで
タイムトラベルなどで過去の歴史を改変することによって生じる逆説の総称。タイムマシンを利用して過去の世界に行き、自分の父親となる人物を殺す親殺しのパラドックスなどがあり、しばしばSF小説の題材となる。
goo辞書より引用
要は過去に行って行動したことによって未来が変わるってことですね!
そこもBTTFを楽しむうえで重要になってきます
二本松から一本松
’85年でタイムマシンの実験を行った「TWIN PINES MALL」
そこでドクが
『ここは昔見渡す限り畑だった。そして地主のピーボディ老人が変わり者で松の木を栽培しておった』と言ってます。ここでも伏線!!
そしてマーティが1955年のピーボディ牧場にタイムスリップしてしまい、ピーボディ老人と一悶着あり松の木を1本折ってしまったため二本松から一本松『LONE PINE MALL』 に変わってしまいました。
スケボーの着想はマーティ??
’55年でビフ一味とチェイスしたとお話しましたがこの時スケボーをどうやって手にいれたかといいますと、その場にいた少年のキックスケーターという乗り物のハンドル部分を外してボード部分だけにしてスケボーとして使いました。
諸説ありますがスケボーはキック・スケーターが原型とも言われてます。
もしかしたらマーティのチェイスを見てスケボーが生まれたかもしれない!
という、”ifもしも”のようなタイムパラドックスのようなところも面白さの要因ですね!
ジョニー・B・グッドはマーティが作った??
物語終盤、ジョージがビフを倒し、ロレインとパーティでダンスを踊るシーン。
ムーディなジャズでロレインとジョージがkissを済ませ、マーティがhotな曲をリクエストされる。
そこで満を持してのジョニー・B・グッド!!
ここはBTTF屈指の名シーンでダンスフロアも視聴してる僕らも盛り上がる!!
そんな中にもタイムパラドックスがあります。
演奏してるマーティの裏で、バンドボーカルのマーヴィン・ベリーが電話をかけています。
その相手はチャック・ベリー。
マーヴィン・ベリーはチャック・ベリーの従兄弟という設定で電話越に
マーヴィン『お前さ、新しいサウンドを探してるって言ったな?ちょっとこれを聞いてみな!!』
とマーティの演奏を聴かせます。その演奏を聞いたチャック・ベリーが「ジョニー・B・グッド」を発表したというタイムパラドックス(実際は1958年にチャック・ベリーが発表)。
もちろんマーティはチャック・ベリーから聞いて披露してるんですが物語上ではチャック・ベリーはマーティから着想を得たってことになりました。
卵と鶏はどっちが先に生まれたの?的な話になってしまいましたね!
そもそもチャック・ベリーって誰やねん?て人のために載せときます。
チャールズ・エドワード・アンダーソン・ベリー(Charles Edward Anderson Berry、1926年10月18日 – 2017年3月18日)は、チャック・ベリー (Chuck Berry) の名で知られるアメリカ合衆国のシンガーソングライター、ギタリストである。
ロックンロール創始者の1人で「ロック界の伝説」と敬われ、最初期のギター・ヒーローとして認知されている。
1986年度『ロックの殿堂』入り第1号。1984年度グラミー賞『特別功労賞』受賞。ローリング・ストーン誌選出『歴史上最も偉大な100人のシンガー』第41位。同『歴史上最も偉大な100組のアーティスト』第5位。同『歴史上最も偉大な100人のギタリスト』2003年は第6位、2011年の改訂版では第7位。
Wikipediaより引用
物語を彩る名作スニーカーたち
ここは個人的な趣味になってしまうんですが、BTTFに登場するスニーカーも名作揃いです。
スニーカー好きな人は興奮するんじゃないですかね?
僕は興奮しました。
nike bruin Leather
マーティが着用している白に赤いナイキマーク(swoosh)のスニーカーがbruin Leather
始まりは1972年誕生のbruin Leather。nikeがバスケットボール界に初めて投入したシューズは2つあり、HiカットのBlazerとLowカットのbruin。
現在はスケボーシューズとして販売されてますね!
これもマーティの影響??笑
NIKE VANDAL HIGH
こちらもnike。
バンダルは’85年ドクがタイムマシン実験の時に履いているオレンジ色のスニーカーです。
始まりは1984年にリリース、ノンエアのDNAを引き継いだ名作。
登場時間は一瞬。
コンバースオールスター hi “チャックテイラー”
’55年にマーティが55年スタイルに着替えたときの足元がコンバースオールスター。
これは言わずと知れた名作ですね!
今でも履いてるって方多いんじゃないですか?
僕も持ってます。
履き心地はクソ悪いですが
トリビア
ここまで色々お伝えしてきましたがかなり作り込んでいる映画でということがおわかりいただけたとお思います。
そこで最後に小ネタ、トリビア的なものをご紹介
デロリアンのナンバープレート
デロリアンのナンバープレートは
「OUT A TME」
意味は【時間をこえて】
タイムマシンにこのナンバープレートはオシャレ過ぎますね!!
ちなみに1980年代・カリフォルニアで選択できるナンバーの文字は最大で7桁らしく桁数も足りないし全部英文字も難しかったようです。
完全創作の映画の中でのナンバープレートですね!
こういうとこも手を抜かないのがBTTF
オーディションの先生
BTTFの魅力の一つでもある主題歌テーマソング、挿入歌、BGM。
主題歌のヒューイ・ルイス&ザ・ニュースが歌う
『Pwoer of love』
とてもBTTFに合っていて良い曲です。80年代は経験したことないですが懐かしい気持ちになります。
’85年にマーティがダンスパーティーのバンドオーディションでこのPwoer of loveを演奏するのですがオーディションの先生に
『音が大きすぎる』と言われてしまい落選ます。
そのオーディションの先生がヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのヒューイ・ルイス本人なんです。
1.21ジゴワット
タイムトラベルするには1.21ジゴワットの電流が必要らしいのだがこのジゴワットという単位聞き慣れないというか、BTTFでしか聞いたことないんじゃないですか?
それもそのはずジゴワットという単位は
存在しないからです!!
BTTFオリジナルの単位でこの”ジゴワット”誕生にトリビアがありまして
誕生の秘密とは…
脚本のスペルミスです。
ギガワットと表記するはずが間違ってジゴワットと表記してしまいました。
そしてそのまま採用されました。
ジゴワットのほうがとてつもないエネルギーが必要な感じがして映画的にも良さげな感じがします。
ジョニー・デップ
ジョニー・デップも実はマーティ役のオーディションに参加していました。
ジョニー・デップがまだ駆け出しの頃、オーディション受けていたんですね!
ジョニー・デップがマーティだった場合のBTTFのちょっときになりますね!
最後に
いかがでしたでしょうか?
今すぐにでも見たくなったでしょう?確認したくなったでしょう?
この他にもまだまだ細かい設定や小ネタ、トリビアがたくさんあって何回でも見たくなるのがバック・トゥ・ザ・フューチャーという映画。
1だけでこれえですからね?
2,3合わせたらえらいことになります!!
いつか2,3の魅力についも記事にしたいと思います。
それでは最後にBTTF名言で締めましょう。
『30年後にまた会おう!!』